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2007年5月15日

古きを訪ね

Dsc_0038『あのクルマは何年以降のModelからコストを落としてチープになった』とか言う話、良く聞きますよね。各メーカーそれぞれ考えがあっての事でしょうから、僕はそういった事はあまり気にしない派なのですが、先日拝見したこのクルマと近代の(主に70年以降)クルマの差には、正直言ってさすがに驚いたと共に羨ましさを感じました。
よ~っくご覧下さい。これ、いまを遡る事47年前に製造され、その後ず~っと長年屋根なし保管をされてたクルマです。で、Bodyのコンディションがコレ。表面こそは軽~く錆が出ているものの、根の深い鋼板を貫通するような錆は見当たらないどころか一つたりともありません。信じられないコンディションです。47年前と言えば、モチロンいまどきの様に亜鉛メッキ処理などで錆を防ぐ技術が確立されていた訳ではありません。そもそもの素材(鋼板)自体が非常に優れていたんですねぇ。70年を境にこういった優れた素材は世界から姿を消してしまった様なのですが、それ以前には最新の技術、最新の素材、そんなものが無くてもこうして十分に生きながらえるモノを作れた時代があった訳です。そんな時代、イチクルマ好きとしてそれはそれは羨ましく感じられてなりません。