フルードの話のつづき。
大事な事なので一昨日のBlogの続き書きますね。
なぜ、ブレーキフルードの定期交換が大事なのか?
理由は明快。
古くなって湿気(水分)を吸ってしまったブレーキフルードは
ブレーキで発生した熱によって沸騰しやすくなってしまうからなんです。
ブレーキは
ペダルの踏力(圧力)をブレーキフルードがブレーキキャリパーのピストンに伝えて
ピストンがブレーキパッドを押してディスクを挟むことで制動力が生まれる仕組み。
圧力を伝える役割のフルードが
パッドとディスクで発生した熱に晒されて沸騰してしまうと
ブレーキフルードの中に気泡が発生してしまい
ドライバーの踏力(圧力)をキャリパーに伝えられなくなる為
ブレーキを踏んでも全く効かなくなってしまうんですね。
この現象が教習所で習った『ベーパーロック』です。
BMWならキチンとフルードを交換して普通に乗っていれば
ほぼ起きる心配がはありません。
しかし、湿気を吸ったフルードの場合は
著しく沸点が下がってしまうので
ビックリするほどこの『ベーパーロック』発生のハードルが下がります。
とは言え
普通に乗られるのであれば2年に1度だけ
サーキットを走られる場合は走った都度
これだけ守って頂ければ怖いことはありません。
しっかりメンテで安心してドライブを楽しみましょーっ\(^0^)/